太陽 ~ Sun ~

=・もくじ・=

1.ギリシャ神話の視点で視る ~マイナー太陽神 ヘリオス~
2.最重要天体
3.結婚退社をすることで失われがちな太陽の輝き 
4.太陽への意識

=・=・=・=

1.ギリシャ神話の視点で視る ~マイナー太陽神 ヘリオス~

ギリシャ神話の太陽神はヘリオス。

コレ、ギリシャではそんなに人気のない神様みたいです。(笑)

日本のタレントで言うと、
「定岡正二とピーターアーツって似てない?」
と言われても、ほとんど「???」になると思います。

それくらいのレベルのマイナー神。
何故か、太陽神アポロンと同一視されてしまうくらいで、
その知名度の低さは折り紙付き。

まず、ヘリオスという人物は、

・父:ヒュペリオン / 母:テイアー
・暁の女神エオス、月の女神セレネの兄弟

というポジションです。
セレネ以外は見た事も聴いたことも無いと思いますが、
月の女神だけは見たことくらいはあると思います。

17年くらい前にタレントの滝沢秀明さんが、
セレネーデという歌を出していましたね。
…いや、知らんけど。(笑)

 

金星のアフロディーテと比べると、
やや見劣りしますが、実はこのヘリオスは、
アフロディーテと密接な関りがあるんですよ~。

それが…

「お天道様は見ているぞ」

このストーリーです。

ヘリオスは太陽神の名に恥じぬ姿で、
東から西へ4頭の馬を引いてかけていく、
とても雄々しい姿で人間を見守っていました。

が、ヘリオスは同時に、
神々の行いもその道すがら見ていて、
そのターゲットになったのが…。

そう!

アフロディーテなんです!(笑)(金星の章をご参照ください)

金星の章でもお伝えしましたが、
アフロディーテは色欲が強く、
夫、ヘパイストスが在りながら、軍神アレスと浮気をしてしまったわけです。

その所業の全てをヘパイストスに密告したのが、
太陽神ヘリオス…っというわけで、
アフロディーテにとっては、まさに目の上のたんこぶかも知れません。笑

ここが、

「お天道様は見てるよ?」

の発祥にもなっていて、
神でさえも見抜かれるウソならば、
人間のウソを見破るのはたやすい訳ですな。笑

 

2. 最重要天体

ホロスコープを読む上で、重要な天体になるのが【太陽】

これは、太陽を中心にそれぞれの天体が回っているからです。
太陽は「公の場における在りたい自分」と解釈していますが、
もっと解りやすい言葉で言うと…

「心の底から願っている、どんなときでもそう在りたい理想の自分」

になります。

太陽が輝きを失うと、
他の天体の働きも弱まり、
人生そのものから輝きが失われます。

この例えになった逸話が【イカロスの翼】です。

イカロスもギリシャ神話における登場人物ですが、
迷宮ラビリンスに幽閉されたイカロスと、
その父でもある名工ダイダロスは、一計を案じて脱出を試みます。

ダイダロスは自由に飛べる羽をイカロスに授け、
「太陽に近づきすぎてはいけない」と、忠告を受けるも、
それを無視して近付きすぎた結果、羽が燃え、天から真っ逆さまに…。墜死した。

これが、有名なイカロスの翼の結末です。

ここからは独自の解釈になりますが、
太陽は他人を燃やし尽くせるくらいのエネルギーを秘めていて、
エネルギーだけで言うなら、冥王星と双璧を成すくらいでしょう。

もし、この地球を照らしている太陽が、
突然輝く(燃える)のを辞めてしまったら、
草木は枯れ、酷寒の中、人々は死に至ります。

 

しかし、これを私たちの体内に置き換えたらどうなるでしょう?

生まれた瞬間に、誰もが心の中に太陽を携えてやってきます。
今この時も、あなたの心の中に太陽は存在していて…。

あなたがあなたの中の太陽を燃やさず、
ただ自堕落に生きることを選ぶのなら、
周りに居る誰にも、光や暖かさ(気付きや癒し)によって、種を発芽させることはできません。

(そもそも、自堕落な人を見ても、大した気付きも生まれません)

この占星術もまた、
あなたが持って生まれてきた【太陽】を輝かせ続けるための、
重要な役割を担っています。

 

3. 結婚退社をすることで失われがちな太陽の輝き

さて。
ここからは金星と織り交ぜる形になります。

・太陽の適齢期は26歳~35歳
・金星の適齢期は16歳~25歳

と、なっています。

もし、25歳で結婚して家庭に入ってしまった場合は、
社会との関わりから遠ざかってしまうため、
その人の中の太陽は輝きにくくなってきます。

(注:あくまでも、独自の解釈になります)

家庭の中で太陽を発揮される方であれば、
それはラッキーかも知れませんが、
人よっては、家庭よりも社会で輝く人もいます。

そのまま太陽の適齢期を終えて36歳の火星期に入っても、
【そもそも自分は何をしたいのか?】と、
行動力を向ける方向性が見えてきません。

もしあなたがここに当てはまるのなら、
太陽と繋がる瞑想等を実践しながら、
自己認識を深めていくといいでしょう。

 

4.太陽への意識

【そもそも自分は何をしたいのか?】

ここに意識が向きます。

そもそも…というのは、
人生の土台、本質になる部分であり、
同時にそれは、理想のライフスタイルを見付けるようなものです。

これがあるのとないのとでは、
すべての行動、学びを実践した後の気付き等、
得られる収穫が大きく変わってきます。

どんなに卓越した行動力、コミュニケーション力も、
この本質になる部分が明らかになっていなければ、
「自分は何をしてるんだろう?」と、常に心に徒労感を感じ続けます。

この、人生の土台になる部分磨く為にも、
あなた自身の太陽がどんな傾向にあるのかを、
知っておくだけでも、ある意味で予防効果は高いでしょう。

PAGE TOP